島根県で164匹の多頭崩壊が起きたそうです。
https://www.doubutukikin.or.jp/inuhoukai/
カイも110匹の多頭飼育崩壊出身です。
同じように2Kの狭い部屋に近親交配で生まれた子達の中の1匹です。
ケンカなのか怪我なのか、外傷により右目の視力はありません。
全身糞尿がこびりついて黄色くなっていたので、保護されてすぐにシッポ以外丸刈りにしたそうです。
うちに来る時は物凄い人間不信で、一生懐かないかも、お散歩もできないかも、と言われました。
おもちゃで遊べるようになってきたのも最近です。
本当は、綺麗好きで、とってもとっても甘えん坊で、寂しがり屋で、お散歩や運動も大好きな子なのに。
それだけ変えてしまうんです。
多島飼育崩壊は本来の性格を殺してしまうほどの環境なんです。
カイがレスキューされたのは1年前。
こんな事は起きちゃいけないのに、また起きていた…。
保護犬や保護猫と関わる中で、自分も何か役に立ちたい、知りたい、と思っていた矢先カイに出会って家族になってもらいました。
保護犬に興味を持つ人の相談に乗れるようになりたいので、日々カイを観察して犬についてたくさん教えてもらっています。笑
(↑氷点下の眼差しですが、実は構ってほしい顔です)
ただ、次々繰り返される惨状を見ると、自分は無力だと痛感します。
保護犬保護猫を迎えようとしている方、ペットを迎えようとしている方。
近親交配の子、出生がわからない子を迎えるのって本気で考えれば考えるほど不安になると思います。
確かに楽ではありません。ショップの出身の子達よりリスクは大きいと思います。
でも、過酷な環境下で生きてきたこの子達はとっても強く、とっても繊細で優しいです。
実際に会いに行ってみて下さい。
そして、可哀想だからではなく、好きだから引き取りたい!と思える子に出会って欲しいと思います。